
カルスト台地(地獄台付近)
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日本一のカルスト台地の秋吉台には、車を使えば我が家から約1.5時間で行けるという近さもあり、高原ムードを味わいたくて、これまでにも度々訪れている。
秋吉台の草原には、樹木113種を含む571種の植物が生育していると言われている。毎年2月の第三日曜日に山焼きが行われるが、山焼き後の黒い台地は5月中旬には、緑の草原に変わり、種々の山野草が花を付ける。 |
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| 昨年8月に、ネット仲間のかずさんに誘われて「秋の七草観察会」に参加したが、ランチタイムに腰を下ろした草原のあちこちにランの咲き殻が群生しているのに気づいた。カキランで、花期は6月中旬頃と教えて貰った。まだ実物を見たことのないカキランに逢いたくて、梅雨の中休みに出掛けてみた。 |
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カキランの群生
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撮影に熱中
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| 長者ケ森の駐車場に車を停め、遊歩道に入りる。地獄台への登り口付近で、お目当てのカキランを、早速草原の中に見付ける。あっちにもこっちにも可愛い花があるある。夢中でシャッターを押す。 |
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| カキランは花弁が鮮やかな柿色をしていることから、この名が付いたと言われている。先が矢状になった唇弁にはピンク色の模様があり、ランらしい精巧な造りと色合いをしている。花の見頃は梅雨明けの前後で、やや草丈の低いところに密集して咲いている。 |
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カキラン |

ムラサキ
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秋吉台には、絶滅が危惧されている稀少植物がいくつかある。その一つにも挙げられているムラサキに逢えたのはラッキーだった。
ムラサキの花は白いが、根が紫色で太く古くから染料として使われているとか。花弁は直径8mmほどで、先端は5裂し、平らに開いている。 |
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| 草原の中に数は少ないが、小さい黄色の花を見付けた。持参した図鑑で調べると、キバナノマツバニンジンと分かる。帰化植物で、北アメリカ原産の一年草とある。花の直径は8mm程、花弁は5枚、雄しべも5本。昼過ぎに開花し、数時間で花弁は落ちてしまうと書いてある。 |
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キバナノマツバニンジン |

オカトラノオ
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| 山域、丘陵、野原などでよく見かけるお馴染みのオカトラノオも見付ける。サクラソウ科で花穂が虎の尾を思わせることから、この名が付いたらしい。 |
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| ヒメジョオン。これも北アメリカ原産の帰化植物である。江戸末期にやって来た当初は柳葉姫菊と呼ばれ、観賞用として珍重されていたとか。今は飽きられ捨てられて野生化し雑草扱いされているのは、ちょっと可哀想な気もする。遊歩道の脇に沢山咲いていた。 |
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ヒメジョオン
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ミヤコグサ |
| ミヤコグサ。これも帰化植物。マメ科の多年草で、花柄の先にいくつかの鮮黄色の蝶形花をつける。この草が昔、都(京都)に多かったことから、この名がついたと言われているが定かではない。遊歩道の側の草むらに咲いていた。 |
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| ウツボグサはシソ科の多年草。花穂の形が矢を入れる靫(うつぼ)に似ていることからこの名がついたと言われている。山地の草地に多く見られ、そう珍しくはないが、これも遊歩道の脇のあちこちに咲いていた。 |
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ウツボグサ |

ムラサキツメグサ |
| ムラサキツメグサもマメ科の帰化植物で、ヨーロッパ原産の多年草。シロツメグサと似ているが、淡紅紫色の花をつけることからこの名がある。 |
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| ネジバナはラン科の多年草で、らせん状に捻れた穂状花序に桃紅色の花を多数付けている。日当たりの良い背丈の低い草原で幾つか見付けた。 |
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ネジバナ |

スズサイコの蕾 |
スズサイコはガガイモ科の多年草。日当たりがよく、やや背が高い草の間に点々と分布している。蕾は鈴に似ていて、1p程の薄い赤を散らした優しい色合いの星形の花が、夕方から朝の間にだけ開くと言われており、まだ花を見たことはない。
※画像にカーソルを当てると、図鑑からコピーした花が見られます。
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カセンソウはキク科の多年草で、日当たりの良い草原に生えている。茎の上部で枝分かれし、枝の先に直径3〜4pの黄色の頭花を上向きにつける。花期は7〜9月と言われているが、一つだけ綺麗に咲いている株を見付けた。
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カセンソウ |

もう一度カキラン |
| この時期の草原の主役は、何と言ってもカキランである。草原のあちこちに咲いていて、堪能することができた。 |
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新緑の草原の中に、チガヤの銀白色の穂が高原の爽やかな風に揺れていた。
昔、子供の頃、蕾を開いて中の若い穂を取り出して食べたのを懐かしく想い出した。 |
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風に揺れるチガヤの穂 |

カルスト台地(北山付近)
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梅雨の中休み、平日とあって、この新緑が眩しい高原の中を歩く人は誰も居ない。まさに貸し切り状態である。
爽やかな風に吹かれて、約3時間贅沢な時間を過ごす。
こんな素晴らしい自然を、いつまでも大事に守り、子供や孫達に残してやらねばいけないと改めて痛感する。また季節を変えて訪れてみよう。 |
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