春の小豆島を訪ねる     2007/4/7

フェリーで小豆島に向かう
春休みを利用して遊びに来ていた孫達を親元に送り届けた翌日、以前から一度訪れてみたいと思っていた小豆島にドライブに出掛ける。孫達の家から約30分程で、新岡山港に着く。フェリー運賃は往復で14,510円(5m未満、大人1名旅客運賃含む)。少々痛いが、島内の公共交通機関では効率的に回れないので、車で渡ることにする。生憎の小雨模様だったが、デッキに出るとカモメ達が餌を貰おうと追いかけてくる。
両備フェリーで、新岡山港から約70分で小豆島土庄港に着く。土庄港から国道436号線を走り、まずオリーブ園を訪れる。

小豆島土庄港

オリーブ原木
オリーブは、小豆島には1908年(明治41年)に、日本で初めて植えられたとか。昭和29年に香川県の「県花」に、昭和41年に「県木」に指定されている。日本で最も古い原木も残っている。
園内には約2,000本のオリーブの木が植えられている。いずれも樹齢が数十年は下らない巨木である。オリーブは、5月下旬から6月上旬にかけて白い小さな花を咲かせ、7〜8月に果実を付け、9月末頃から11月にかけて、その果実を収穫するらしい。菜種、ゴマなど他の植物油は種子を搾って油を摂るが、オリーブは種子ではなく果肉から搾油するとのこと。お土産に、オリープオイル、オリーブ入りのチョコレートなどを買ってみた。

オリーブ林散策

オリーブ園から岬の分教場のある田浦を望む
オリーブ園から、壺井栄の小説「二十四の瞳」の舞台となった田浦分教場が見える。この分教場は岬の分教場と呼ばれ、昭和29年に木下恵介監督、高峰秀子主演によって映画化され一躍有名になった。
オリーブ園から車で約20分走ると、岬の分教場に着く。この分教場は明治35年に田浦尋常小学校として建てられ、その後明治43年苗羽小学校田浦分校として使用され、昭和46年に廃校になるまで、実際に使われていた校舎である。

岬の分教場


大石先生が立った教壇で
この岬の分教場から更に約600mの所に、大正・昭和初期の村がある。昭和62年に、田中裕子が大石先生役で「二十四の瞳」が再映画化された時、実際に撮影に使われたオープンセットである。撮影後、取り壊されるのを惜しんだ町の人々が保存して作った「二十四の瞳映画村」である。ここには岬の分教場と同じ校舎の他、当時の家並みなどが再現されている。この映画村の中には、壺井栄文学館や「二十四の瞳」の映画を常時上映している映画館などもある。
映画村の中に、大石先生と十二人の子供達が楽しそうに遊んでいる様子を再現した「壺井栄生誕百年記念銅像せんせあそぼ」がある。

「せんせあそぼ」の銅像

ロープウェイから観る寒霞渓の絶景@

映画村を出て寒霞渓を訪れる。寒霞渓は、群馬の妙義山、大分の耶馬渓と共に日本三大渓谷美に挙げられるとか。ロープウェイ乗り場のある紅雲亭まで車で入る。ロープウェイは標高差317m、全長917m、所要時間約5分で、標高612mの寒霞渓山頂に着く。
寒霞渓は、1,300万年前の火山活動で誕生されたと言われている。その後長い年月を掛けて浸食が進み今の形になったとか。大迫力の切り立った岸壁、奇岩怪石などを、ロープウェイで間近に見ることが出来る。

ロープウェイから観る寒霞渓の絶景A

ロープウェイから観る寒霞渓の絶景B
紅雲亭のロープウェイ乗り場の近くから山頂まで、表12景(2.3q、徒歩1.5時間)、裏8景(1.8q、徒歩1時間)と呼ばれる2本の遊歩道が付けられている。
次は紅葉の時期にでも、ロープウェイを使わず表裏20景を是非歩いてみたいと思った。
ロープウェイで麓の紅雲亭に戻り、寒霞渓道路小豆島ブルーラインを走って再び寒霞渓山頂に戻る。更にスカイラインかんかけ線を走って土庄港に戻る途中、「幸せ観音」と呼ばれる小豆島大観音に優しいお顔で見送って頂いた。
天気が今一で、寒霞渓からの展望は望めなかったが、行きたいと思っていたスポットは全ておさえた約5時間の楽しいドライブだった。

小豆島大観音


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